工業部品商社D社 Oracle Fusion Cloud PIM導入ご支援事例

分散した商品情報を、成長を支えるマスタ基盤へ。Oracle Fusion Cloud PIMで実現した“使い続けられる”商品情報統合プロジェクト。
Fit To Standard Oracle Fusion技術 SCM改善 データ精度 業務効率化 運用効率化 Oracle Fusion SCM
工業部品商社D社 Oracle Fusion Cloud PIM導入ご支援事例
  • TOP
  • 実績一覧
  • 工業部品商社D社 Oracle Fusion Cloud PIM導入ご支援事例
ECサイト展開と事業拡大を見据え、部門・システムごとに分散していた商品情報をOracle Fusion Cloud PIM(Product Information Management)へ集約。標準機能を活かした設計とノウハウ移管により、短期導入とお客様主体の自立運用を両立しました。
経営/事業上の課題
全社で活用する商品情報が分散し、定義・更新ルールも不統一。価格改定、欠品対応、EC掲載のたびに確認・補正が発生し、業務負荷と誤情報展開のリスクが拡大。
EBSSの支援
Oracle Fusion Cloud PIMの標準機能を活かし、管理対象データ、属性、カテゴリ、連携範囲を整理。要件定義からテスト・運用準備までを伴走し、ノウハウ移管によりお客様主体で進められる導入体制を構築。
支援の成果
商品情報を一元管理するマスタ基盤を整備し、データ品質、更新統制、商品別分析を強化。短期導入と低コスト化を両立し、本番稼働後も自立運用しやすい状態を実現。

01

抱えていた経営課題(Before)

分散された商品情報、複雑化するマスタ管理。

D社様では、商品情報が基幹システム、周辺システム、部門ごとの管理ファイルに分散しており、商品コード、属性、カテゴリ、価格関連情報の定義や更新ルールが十分に統一されていませんでした。その結果、同じ商品であっても管理先によって情報が異なり、確認や補正に多くの時間を要していました。

特に、価格改定、欠品、代替品提案、ECサイトへの商品掲載といったスピードが求められる業務では、複数の情報源を個別に確認する必要があり、営業・購買・商品管理部門の業務負荷が増大していました。また、誤った商品情報を社内外へ展開してしまうリスクも課題となっていました。

今後の事業拡大やEC活用を見据えると、商品情報を一元的に管理し、各システムへ正確かつタイムリーに連携できるマスタ基盤が不可欠でした。あわせて、商品分類や属性情報を拡張し、商品別分析や販売施策に活用できるデータ整備も求められていました。

課題課題概要
データの不整合と重複商品情報が複数のシステムやデータベースに分散して管理されている場合、データの整合性が損なわれ不整合や矛盾が生じる。また、同じ商品に関する情報が複数の場所に重複して存在している。
データの一貫性の欠如商品情報の定義やフォーマットが一貫しておらず、これにより、異なるシステムや部門間でのデータの解釈の不一致が生じている。
(信憑性が高くないため、登録情報が正しいのかを調べるケースがあり、手間がかかっている)
情報の更新の遅れ商品情報の更新や変更が即座に反映されにくい。データの同期や更新プロセスが手動で行われており、情報の更新が遅れ、顧客やパートナーに最新の情報を提供することができない場合がある。
(商品価格が改定になったにもかかわず最新の価格が反映されず営業活動に支障をきたしている)
時間と労力の浪費商品情報の更新や変更を行う際に、複数のシステムやデータベースを個別に更新する必要がある。時間と労力がかかる場合があり、情報の整合性を確保するために手動でデータを照合する必要が生じるため、作業の複雑さも増す。
データの分析の精度が上がらない現状の製品分類が「その他コード」等、粒度が荒いため、正確な分析ができていない。
クロスセル・アップセルの機会の損失商品に対する関連商品(代替商品、アップセル商品、クロスセル商品)の管理が上手くできておらず、取引単価のアップができていない。この領域において勘所がわかるベテラン社員と新入社員の差がでてしまう。

02

EBSSのアプローチ(How)

標準機能を活かし、お客様が自走できる導入プロセスへ

D社様は、商品情報を統合管理する基盤としてOracle Fusion Cloud PIMを選定されました。プロジェクトでは、単にシステムを導入するだけでなく、導入後にお客様自身で商品マスタを維持・改善できる状態を目指しました。

プロジェクトの目的:  

商品情報の一元管理により、見積・受注・EC掲載など関連業務の効率化を図るとともに、事業拡大に耐えうるマスタ管理基盤を構築すること。

改善テーマ:

・見積・受注入力に必要な商品情報確認の工数削減

・商品情報管理業務の標準化と人員配置の最適化

・価格改定や欠品時の情報更新・共有スピードの向上

・商品属性やカテゴリ情報の拡張による商品別分析の高度化

EBSSは導入パートナーとして、Oracle Fusion Cloud PIMの標準機能を前提に、商品マスタで管理すべき情報と他システムで保持すべき情報を切り分けました。あわせて、既存データの棚卸し、属性項目の定義、カテゴリ・区分設計、データマッピングを進め、将来の運用を見据えたマスタ設計を支援しました。

さらに、機能説明、導入手順、環境構築方法を早期からお客様IT部門へ共有し、要件定義やシステムテストの段階からお客様が主体的に判断できる進め方を採用しました。EBSSのERP導入経験とクラウド標準機能への理解を活かすことで、要件確定までの期間を短縮し、9カ月での運用開始を実現しました。


03

成果(After)

商品情報を一元化し、継続的に活用できるマスタ基盤へ

Oracle Fusion Cloud PIMの導入により、分散していた商品情報を統合し、各部門が共通のマスタ情報を参照できる基盤を整備しました。これにより、商品情報の確認・更新にかかる手作業を削減し、価格改定や欠品時の情報展開を迅速化できる状態を実現しました。

・商品情報の一元管理によるデータ品質と更新統制の向上

・価格管理、商品分類、属性情報の整備による商品別分析の強化

・ECサイトや周辺システムへ正確な商品情報を連携しやすい運用基盤の整備

また、導入初期からお客様へ設計・設定・テストの考え方を共有したことで、本番稼働後も自立して商品マスタを維持・改善しやすい体制を構築しました。支援範囲を明確化し、お客様主体で進める導入スキームとしたことで、品質を確保しながら低コストでの導入にもつなげました。