事例
2022.2.16
プロジェクト管理コンサル・事例
鉄道事業向けDX / IoT導入支援
当社では多数のDX(Digital Transformation)プロジェクトのマネジメント支援を手掛けております。
今回は、当社メンバが鉄道会社向けIoT(Internet of Things)導入プロジェクトに参画し、「多数のステークホルダー」「日々進歩するテクノロジー」といったDXの特性を、プロジェクトマネジメントの立場で克服して、お客様のビジネス変革の基盤づくりに貢献した事例を紹介します。
プロジェクト背景
世界でもっとも優れていると言われている日本の鉄道事業ですが、本格的な人口減少時代を迎えるにあたり、輸送サービスにおける安心・安全の確保は、鉄道事業者共通で喫緊の課題となっていました。
代表例として、少子高齢化による保守要員の減少、更にはコロナ禍やゲリラ豪雨等の突発的・広範囲に及ぶ新たなる課題に対しても、迅速に対応することが求められています。
東芝インフラシステムズ(株)は、これらの鉄道事業者の各種課題を解決に向け、近年進展が著しいDX技術を活用したIoTプラットホームを構築・展開することになり、当社はそのご支援をさせていただいています。
当社の役割
当社の役割は、IoTプラットホームの構築における、各プロジェクトの推進と複数プロジェクトの取り纏め管理になります。
「多数のステークホルダーへの対応」
DXプロジェクトでは、様々なスキル・バックグラウンドを持ったメンバが集まり、プロジェクトを推進することが多いと思います。本プロジェクトにおいても、業務部門・サポート部門・システム開発部門・研究開発部門等から様々なメンバが集まり、複数のプロジェクトが並行で開発をしております。
一般的にステークホルダーが増えるとプロジェクト体制図は複雑化・深層化し、意思決定の遅れやコミュニケーションロス、ステークホルダー間の調整等のマネジメントリスクが高まります。
このリスク対策として、複数のプロジェクト統括するプログラムマネジメントチームを設置しています。個々のプロジェクトから収集した情報は、マネジメントチームが一元管理し、全体俯瞰の観点で影響分析・対策立案・マネジメント層への報告等を行います。
「日々進歩するテクノロジーへの対応」
また、DXの特性である“日々進歩するテクノロジーへの追従”することも重要なポイントとなります。
- パブリッククラウドの進化
- AIやOSS (Open Source Software)活用
- セキュリティ対応 等々
「ウォーターフォール型」のプロジェクトマネジメントをベースに、開発の状況・特性に合わせてDXに相性が良い「アジャイル型」のプロジェクトマネジメントを組み合わせることで、柔軟かつ効率的にテクノロジーへの追従が可能となります。
IoT導入におけるプロジェクトマネジメントのポイント
当社では、IoTを始めとしたDXのプロジェクトマネジメントのポイントを、以下の3点と考えています。
- プロジェクトマネジメント力:複数のプロジェクトをとりまとめ推進するプロジェクト(プログラム)マネジメント力
- コンサルティング力:PJ推進において、お客様と全体を俯瞰しながら提案・調整等を行うコンサルティング力
- デジタル技術の知識:IoT、パブリッククラウド、AI、セキュリティ等の幅広い基礎知識
当社は多くのプロジェクトマネジメントコンサルタントが在籍しており、幅広い分野での支援実績がございます。また、プロジェクトマネジメントやDX関連(IoT/AI)の資格保有者も多数在籍しております。
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